お薬Q&A

毎年、インフルエンザの時期になると、インフルエンザのことをよく知らず重症化してから病院にかかる方がたくさんいます。

そこで、重症化する前に病院にかかってもらいたいという思いから、インフルエンザについてのたくさんの質問の中から今回は回答をしていきたいと思います。

Q . インフルエンザを早めにチェックするにはどうしたらいいですか?
インフルエンザの主な特徴は、38度以上の発熱、急激な発症、流行(周囲に感染者がいる)、その他の特徴は、関節痛、倦怠感、頭痛、発熱に続く咳、咽痛、鼻水などです。
発症したら、48時間以内に診断してください!!
ウイルスの増殖を抑える薬(タミフル・リレンザ)が処方されるようになりましたので、ウイルスが増殖してからでは充分な効果が得られません。
発症したと思ったら48時間以内に医師の診断を受けましょう。
Q . インフルエンザの予防接種はいつしたらいいですか?
予防接種は毎年必要です。
ワクチンの効果は、接種後2週間から5ヶ月間です。
ウイルスは少しずつ変異しながら流行しますので毎年対応する株が選定されワクチンができます。
一般的に、10月下旬から12月中旬頃に行うのが望ましいと思われます。
Q . インフルエンザでは高熱がでるのになぜ解熱剤を飲んではいけないのですか?
インフルエンザの発熱には解熱剤は注意です。
以前、インフルエンザに罹った時に解熱剤を使用したことにより、急性脳症を発症した例が多くあり、現在はインフルエンザに罹っているときには(特に15歳以下)控えなければいけない解熱剤があります。
解熱剤には色々な種類がありますので、自己判断で解熱剤を使わず、必ず、医師または薬剤師に確認してください。
Q . インフルエンザの予防接種をしたのに、インフルエンザに罹ってしまいました。どうしてですか?
インフルエンザの誤解に注意!!予防接種をするということでインフルエンザに罹りにくくなりますが、全く、罹らないということではありません。
罹ったとしても予防接種により体内にインフルエンザの抗体があるので軽症ですむことが多いです。
風邪やSARSなどの別のウイルスが原因である疾患には、効果はありません。
予防接種後も日々の予防は続けましょう。
Q . インフルエンザを予防するには何をしておけばいいですか?
インフルエンザは低温低湿を好みます。特に、乾燥していると病原体が小粒子となり空気中を浮遊します。
感染経路としては、インフルエンザに罹っている人のくしゃみや咳に含まれるウイルスがそのまま呼吸器に吸い込まれる飛沫感染(ひまつかんせん)と、ウイルスを含む飛沫が乾燥や縮小した飛沫核になり、長時間空中に浮遊し、これを吸入するという飛沫核感染があります。
予防としては、加湿することで病原体が浮遊しにくくなります。
また、マスクをすることにより乾燥から守るとともに、病原体の侵入を防ぎます。
手洗い、うがい、体調管理も合わせて行うことが大切です。
Q . 妊娠予定なのですが、妊婦・授乳中はインフルエンザの予防接種はしても大丈夫ですか?
生まれた赤ちゃんはすぐに予防接種できますか?
授乳はOK!ワクチンが母乳を介して乳児に影響はしないため、授乳はしても大丈夫です。
また、妊婦さんには原則的に接種はしないことになっています。胎児に影響はないと考えられていますが、国内での調査データでは充分に集積されていません。
なお、米国では行われていますが、副反応や胎児への影響に対しての報告はありません。
また、生後6ヶ月未満の乳児には基本的に接種しませんので家族で予防するようにしましょう。
Q . インフルエンザの予防接種は健康保険が使えないのですが受けたほうがいいですか?
インフルエンザは、高熱を伴い急激に発症する感染力の強い病気です。
高熱は糖尿のコントロールを乱したり、血圧を変動させたりもします。
インフルエンザに罹ることにより、重症化しやすい病気の方、老人や小児、罹りやすい環境にいる方は是非予防接種を受けましょう。
予防接種をすることによりインフルエンザに罹りにくくなり、罹っても軽症ですむことが多いです。
家族そろって行うと効果的です