学術活動

第43回日本薬剤師会学術大会(H22.10.10・11 長野・ホクト文化ホール他)

レセコン連動型お薬手帳情報シール自動選択システムの構築とその効果

レセコン連動型お薬手帳情報シール自動選択システムの構築とその効果

田中直哉(1)・飯生理恵(1)・近藤澄子(2)・田中秀和(2) (1)株式会社カロン・(2)株式会社ピノキオ薬局

目 的

薬剤師業務を行ううえで、お薬手帳は重要な情報源である。その普及、適性使用、携帯率上昇のために、各薬局でさまざまな取り組みが行われ学会や論文等で報告されてきた。当薬局においては、お薬手帳に貼付する情報シールを初めて開発し、学会・論文報告、薬局関連雑誌取材、電子薬歴メーカーへの情報提供を行いお薬手帳の普及に努めてきた。現在では、お薬手帳にシールを貼付し付加価値をつける薬局も増えつつある。しかし、情報シールの種類が多くなればなるほどシールの選択が難しく、時間もかかることが問題となりうる。
 本研究では、処方内容に応じて、その処方薬に関連のある情報シールの一覧を自動で選択するシステムを開発することとした。

方 法

情報シールの内容と薬剤との関連付けを行った。レセコン入力後に作成される処方情報ファイルを取得するプログラムを作成し、その薬剤名をもとに、情報シールを抽出した。経過措置薬剤に対応すべく、経過措置情報を更新するプログラムを作成した。レセコン上の処方情報ファイルの取得できないレセコンメーカーにも対応できるように、バーコード(1次元、2次元とも可能)やキーワードによる薬剤選択機能も作成した。また、日常的に使用するシールの印刷に対応できるように、処方に連動せずに印刷するプログラムを作成した。用紙は、ロール紙とA4サイズ対応とした。

考 察

現在、レセコンに連動した情報シールは約70種のみである。シール化されているが当システムに登録していないシールが約200種、各店より作成依頼のあった項目が約50種程度ある。シール選択の手間時間を考え作成を見送っていたが、自動抽出が可能となった今、登録シール数を増やしさまざまな情報を提供し、更に充実した服薬指導とお薬手帳の啓発を実現したいと思っている。また、この処方薬剤に応じて抽出するプログラムを利用し、特定薬剤管理指導の対象となる可能性の薬剤が処方となったときに、情報を提供できるよう準備している。