ピノキオ薬局は、栃木県内を中心に大型調剤薬局を主とした店舗を展開している保険調剤薬局です。

News releaseニュースリリース

2018シアトル研修

2018年シアトル研修9月24日~9月29日
<主な訪問先>
・Kline Galland Center見学
・ Bartell Drugs見学
・Jeff Rochon博士講義(ワシントン大学薬学部にて)
・Ostroms Drugs & Gifts 見学
・Pharmaca Intergrative Pharmacy 見学
・Kaiser Permanent見学
・New Swedish Hospital & Pharmacy 見学
・Don Downing教授講義
・Pike Place Market 見学
・Museum Of Flight boeing Field 見学
・マリナーズ球場 大リーグ観戦

<参加者の感想>

H.A
今回、シアトル研修に参加させていただき、薬剤師の職能を患者や地域に還元していくことの重要性を感じた。アメリカのシステムは非常に合理的である。保険によっては使用できる薬剤が制限されたり、医療機関も会員制であったりと、患者が自由に選択することができない点は日本との大きな違いであった。しかし、薬局は門前薬局という概念はなく、地域の自分の好きな薬局を利用している。そのため、薬局としての機能だけではなく、個性を出した付加価値をつけることで、地域の方々から選ばれているように感じた。病院は選ぶことができないが、薬局は自由に選ぶことができ、日本よりも特色の強い薬局があると感じた。また、リフィル処方箋は最長1年間も有効であり、調剤をする薬剤師には治療効果や副作用も含めたモニタリング能力が求められている。そして、必要時には処方権を使って処方することや検査依頼をすることもできる。日本でも分割調剤では、私たち薬剤師がモニタリングしていくことや情報をフィードバックしていくことが求められており、今回その実際の状況を見られたことはとても刺激になった。薬剤師としての職能を発揮していくことで、患者から、また他職種からの信頼される薬剤師を目指していきたい。

H.M

今回シアトル研修で様々な医療機関を見学することが出来たが、介護施設では、日本での複数の機能を有する施設が一つにまとめられた印象で、合理的・効率的であると感じた。さらに、入居者やスタッフが快適に過ごせるよう外部や内部の環境が整えられていた。調剤薬局や病院での薬剤師の職能・権限は日本より多いが、可能になるまでには医師側の理解を得るのに大変だったこと、しかし結果的には医師は専門分野に専念出来、患者によりよい医療を提供出来ていることが分かった。薬剤師の補助的な存在であるアシスタントの存在も、薬剤師の業務をとられてしまうという印象を持っていたが、そのようなことはなく、逆に薬剤師がより専門性を発揮出来る業務に取り組めるのだと理解出来た。

O.M

今回の研修では様々なことを体験することができた。国が違えば、法も違い、できる業務も変わってくる。今回の体験を元に枠にとらわれず、薬剤師として今以上にできることを模索しながら、成長していきたいと感じた。

A.K

さまざまな施設を見学し、日本とアメリカの薬剤師の立場や業務の違いを知ることができた。日本もかかりつけ薬剤師・薬局など薬局で健康相談をするという流れになってきており、薬剤師の業務の幅が広がりつつあることからさらに薬や疾患についての知識や患者対応についても磨きをかけ、なにかがあったらまず薬剤師に相談と思っていただけるよう選ばれる・信頼される薬剤師にならなければいけないと痛感した。この研修を通して感じたことや学んだことをモチベーションに、患者貢献や薬剤師の地位向上のためにさまざまな業務を行っていきたい。

I.M

アメリカの医療事情、薬剤師事情を自分の目で見ることができ、大変勉強になりました。保険制度の違い、薬剤師の職能の違い、貧富の差などから、日本の良さと問題点を認識することができました。しかし患者の役に、コミュニティーの役に立ちたいという気持ちは同じだと思いました。日本の国民皆保険制度は素晴らしいと思いましたが、同時に社会保障費の問題には積極的に私たちも関与していかなければならないと思います。職能の違いは、誰かに改善してもらうことを待つのではなく、自分たちで声をあげ、それは自分のためではなく、患者のため社会のためであれば、実現していけることだと教えて頂きました。そして貧富の差については、シアトルの白人の中流家庭では4人家族で月に80万円程が生活に必要だそうです。日本人もここでは貧困層であり、シアトルには湖畔の2億円のマンションに住む白人もいれば、浮浪者もいて、様々なことを感じました。お金のあるないで人の優劣は決まらないと思いました。大切なのは教育で、勉強し、自分を高め続け、高度な精神性を持つことができれば人種や国籍は関係ないと思いました。

Y.H

アメリカでは薬剤師の地位が高く、リフィル処方による調剤はもちろん、体調変化での医師への処方変更提案や予防接種など薬剤師ができることは日本とは大きく異なっていた。保険介入の有無も関係しているが、患者が薬剤師のことを非常に頼っているような環境であると感じた。これからは日本の薬剤師も地位を高めるとともに、患者が処方箋持参以外で来局され頼られるようになるといいと感じた。

K.T

薬局でも病院でも薬剤師やテクニシャン、スタッフが笑顔で働いていることが印象強く、自店舗ももっと笑顔で働ける環境になるように頑張っていこうと思います。また、それぞれが誇りを持って仕事をしていると感じたので、自分ももっと誇りを持てるように努力し、シアトル研修で学んだことを普段の業務に活かしていきたいと思います。